酒を飲みたいだけだろう。 わたしはなぜか、土方達に宴会には自己紹介と話を終えたら部屋へ帰れ、と言われている。 まあ、一条も同じように言われているみたいだ。 わたしと藤堂さんは、妙に格好付けている永倉さんを置いて、広間へと向かった。 この先に、衝撃的なものが待っているとは知らずに――――