「ふふ、あれ?涼太ったら柄にもなく緊張してんの?」 私がわざとらしくそう言うと、 「うっせ、悪いかよ」 軽く私を睨みながらそう言う涼太に自然と私の緊張もおさまっていくのを感じた。 「劇、頑張んなきゃね」 「あぁ、そうだな!」 それだけの言葉を交わすと私は、涼太から離れて舞台へと向かう。 …いよいよ、私たちの出番だ。