「じゃあ、まずは、人魚姫が王子と出会うシーンからね!」 にこやかにそう言った芦田さんの言葉に私と涼太は、コクリと頷いたのだった。 ――――… そして、 そんな練習は、文化祭の前日まで続いた。 みんな、何気に楽しんでいるみたいで…練習している時も和やかな雰囲気(時々、私への菊池さんの嫌味な態度を除けば)で過ごすことができた。 …けど、結局… 遥斗くんが練習に来ることは一度もなかった…。