「…なぁ、優芽」 ドキン 遥斗くんに名前を呼ばれると、素直に反応してしまう私の心臓。 「な、なに…?」 おそるおそる遥斗くんに向かってそう呟くと、 「…キスしよっか?」 !!? なんて、柄にもなくそんな衝撃的な言葉を言い放った。 「は、遥斗くん、やっぱり今日、絶対おかしいよ!!熱でもあるの?具合悪いとか?」