「お母さん!遥斗の彼女ちゃん、遥斗のお見舞いにきてくれたよ〜!」 家に入ると幸さんは、声をだしてそう叫んだ。 「…おじゃまします」 私もそんな幸さんに連れられて、いそいそと、リビングの方へと足を踏み入れる。