「ゆ、優芽!?」




亜衣子ちゃんが驚いて、目を丸くしている。






「…っ」





そう、私は遥斗くんの頬を平手打ちしたのだ。






普段、おとなしい私がこんなことをするなんて思っていなかったんだろう。







殴られた本人すらいつものポーカーフェイスが崩れ、驚きの表情を浮かべていた。