どうして私を選んだの?【完】



―――次の日




私は、憂鬱な気持ちで教室へと足を踏み入れた。





「あ!優芽〜おはよ…って…どうしたのその顔!?」





奈々ちゃんが私に挨拶をしてくれたが、驚かせてしまったらしい。




「…奈々ちゃん、おはよ」





昨日、泣き腫らしてしまったので、目がかなり、充血して…すごいことになっていた私の顔。






「ちょっと、こっち来て!」





そんな私を見かねたのか、奈々ちゃんが私の腕を引っ張る。






そして、教室を出て、向かったのは、保健室だった。