図書室の中に入り、キョロキョロと辺りを見回す私。 普段、使う人なんかいない図書室の中は、ガランとしてて人のいる気配さえしない。 …ここじゃなかったのかな? そう考えて、肩を落とす私の横のソファーで、 スー、スー。 誰かの寝息の音がかすかに聞こえてきた。