「ね、答えは出てるじゃん?」 ニコリと、優しく微笑んで奈々ちゃんが私の手を引っ張った。 「…奈々ちゃん?」 そんな奈々ちゃんの行動に私は、首を傾げる。 「昼休みが終わるまであと、30分近くあるよ?…伝えなくていいの?自分の気持ち」 「でも…」 「フラれたら私と亜衣子が慰めたげるわ!」 奈々ちゃんのそんな言葉に背中を押された気がした。