―――… 「「優芽!!」」 「亜衣子ちゃん、奈々ちゃん、おはよう」 学校に着くと、私は涼太と別れ、自分のクラスに向かって廊下を歩いていた。 その途中、 なぜか、嬉しそうに私の名前を呼んで顔を綻ばせた亜衣子ちゃんと奈々ちゃんの姿が目に入る。 …何かあったのかな? 私は、キョトンとした表情でそんな2人を見つめていた。