「優芽、あのね…私は、優芽に幸せになってもらいたいと思ってるんだ、もちろん、巧も、…たぶん涼太も…」




そう言って、亜衣子ちゃんは、穏やかな笑みを浮かべて、微笑んだ。





「たぶんってなんだよ!ちゃんとそう思ってるっつーの、優芽、何でも相談にのるからな!」





最後の亜衣子ちゃんの言葉に突っかかりつつも、涼太は、ニカッと笑ってそう言ってくれる。







「…っ…うん!!、本当にありがとう、あ、あのケーキおいしそう〜!涼太取ってきて!」






「はぁ〜?いきなり、パシリかよ!?…ま、いいけどさ〜」




みんなに心配かけないように明るく振る舞う。