遥斗は、機嫌が悪そうにジロリとオレを睨み付けている。 ―…ったく、お前も素直じゃねぇよな…。 でも、 ――オレだって負けねぇよ? オレは、心の中でそう呟くと、遥斗から視線を反らし、試合が始まるグランドへと足を踏み入れた。 涼太side*end*