「あ、亜衣子ちゃん、私、今日ちょっと用事があるから先に帰っといて!」 その日の放課後。 私は借りていた本を返すために図書室へ行かなければならなくて…。 「大丈夫よ、それくらい待ってるから!本を返すだけでしょ?」 「ありがと!じゃあ、すぐに返してくるから!!」 亜衣子ちゃんを待たせてはいけないと思い、私はすぐさま図書室へと急いだ。