「そっか、風邪気味なんだ…、気をつけたがいいよ、また具合悪くなったら保健室行きなね?」 そう言って、溝口くんは、私の頭を軽くポンッと、叩いた。 そんな溝口くんの行動に、私は 「…なんか、溝口くん、お父さんみたいだね」 そう呟いて、クスッと笑みを溢したのだった。