「まぁ、確かにあれだけカッコいいと、ライバルも多そうだし、競争も大変そうだわね」 亜衣子ちゃんは、そう言ってちらりと私を見る。 『だよね〜』 彩ちゃんも亜衣子ちゃんの言葉にうんうん、と、頷いていた。 確かに2人の言う通り、ライバルなんかごまんといるだろう。 でも、 遥斗くんを見た瞬間に感じたこの気持ちは簡単に消せそうにはない。