窓から差し込む朝日に急かされ、ゆっくり目を開く。 ああ、 今日も生きている 確かなことは、その感覚ぐらい。 そうっと息を吸い込んで またゆっくり吐き出す。 わたしの左手をしっかり握り締め、椅子に座って上半身をベットに倒れ込んだまま眠った君を、 どうか起こさぬように。