「どんなやつ?」
「一言でいえば、思い出したくもない人かな?」
「うそ~!
付き合ってたくせに思い出したくないって?」
「ほんとホント!!!
嫌な思い出がよみがえっちゃう」
「相当嫌な事があったんだ・・・」
「うん いろいろね」
「どのくらい付き合ったの?」
「笑わない?」
「笑うようなこと?
笑わないよ~」
「一週間・・・」
その瞬間 大輔さんは『ブッ』と吹いてしまった。
笑わないと言ったくせにと あたしが少し膨れると 少し安心したと言った
それは
【元カレとのことが忘れられないいい思い出じゃないから】
だそうだ。



