秘密がバレたとき



「あたしの古くの友人の紹介
高梨大輔さん
この子があたしの妹の矢部千夏
少し強情でだけど気が小さい
強いふりをしてるだけ
こんなんでも可愛いとこもあるんだ
よかったら付き合ってやって下さい」


「何言ってるのよ!!!
姉ちゃん!ダメだよ
この人にあたしの名前とかちゃんと言ってる?」


「あっ!!!名前までは伝えてなかったわね
いい子がいるって言うだけで
ねっ!」


「姉ちゃん帰ろう
無理無理」


「何で無理なのかあたしに分かるように説明しなさい!」


「だってぇ~
この人あたしの元カレなんだもん
話してたでしょう?大輔」


「あらそうだったの?」


「うん 
大輔ごめんね せっかく紹介してもらうんだったのにね
あたしなんかが来ちゃってさ」


すると、姉が大笑いをし始めた。