「違うよ
風の便りで聞いたんだ
オレさ 千夏のことは思い出の一つなんだけど 
その思い出をどうこうして!と言われても出来ないし 
あいつとはいい友達で居たいわけよ
わかる?オレの彼女はお前!
オレの好きな人は南お前一人なんだけど」


そう言うと、南は泣き出した。


「ごめん すごくヤキモチ妬いていて 千夏にあたったりしてた
自分でもこれはやりすぎよ!と思っていても歯止めが利かなくなっちゃって
あたしの目の前で 千夏が大輔さんに別れを言った時 ヤバいと思った」


「それをどうしてオレに言えないの?」


「嫌われるから・・・」


「実はさ、千夏のお姉ちゃんがオレの昔の友人なんだ
それで この状況を聞いたわけなんだけど、今も無視してるわけ?」


「謝ろうと思っててもなかなか二人きりにならないし
電話も無視されてんだ」


「まずはそこから 仲直りしようよ」