しかし、明らかな体重差を除いても山尾は、強かった。




五分も経つと山尾のパンチが、ボボさんを面白いように捉え始めたが、ボボさんも全く根を上げた様子を見せずに暗いパワーと共に山尾に向かって行った。




最後は、山尾の思わぬハイキックでボボさんが、倒れた。




山尾が、ゆっくりボボさんに近寄り大丈夫か?と聞いた。




ボボさんは、倒れたまま何度か頷いた。



「ひょ~!山尾さんは、相変わらず強いなあ。

しかし、ボボさんも強いよ。

あの暗さをパワーに変えちゃう辺りまるでダースベイダーだなぁ。」




知らない間にスキンヘッドの男が入って来ていた。