「トシ、意地悪はよせよ」 横から局長が、副長の肘をつついた。 「楓くんは、近藤隊についておいで」 にこりと笑って言う局長。 その横で、副長がケッと悪態をついた。 良かった……ここでただ皆の帰りを待つだけなんて、絶対いやだもん。 近藤局長……やっぱ神!! ───こうして、あたしたちは鴨川をはさんで北上することになった。 あたしが加わった近藤隊。 向かうは、三条小橋、『池田屋』。