まあ。ここまでは俺自信のことだから構わない。雑魚を相手にするほど暇じゃないし、つまらない退屈な喧嘩はしたくない。労力の無駄だ。









でも、




「3つ、俺の大切な人を傷つけるやつ」




そして






「傷つけた奴は――――――――皆殺し」






其れが俺のポリシーってやつだから。


此れは直接、お前等に関係ない。でも今の俺に会ったのが運の尽き。絡まずにさっさと逃げれば良かったのに。






いまの俺は、かなり機嫌が悪い。【冬】とは喧嘩する処か敵にすら回したくない。だからこの溜まりにたまった鬱憤を晴らしたいんだよ。


あの暗い深海に潜りこんで溺れたように息が出来なくなるような空気の中で【冬】は発した。狂気に満ちた瞳をさらに狂気に溢れさせ笑みをつくる。






「協力してくれないかい?」






その狂気は凶器で。






「 ――――――‥ 」






―――――俺の頭を掻き回すには充分すぎた。