美香は、着々と北海道行きの準備を進めてるようだった。




僕は、心の整理は、つかなかったが、身体の準備だけでも始めようと思った。




期間は、短いかも知れないが、やらないよりはやった方が良いと思ったからだ。



体力の回復を少しでもやらないとバイクに乗らないようになって僕は、確実に体力が落ちていた。




日々をだらだら過ごしていた為に体重も増え今では七十キロは超えていた。




先ずは、工場から帰ったら軽いウォーキングを始めようと思ったが、ウォーキングをやった事が無いために軽いジョギングになってしまった。




初日は、十分も走ると息が上がり慌てよろよろしながらアパートに帰った。




それを見て門田さん親子は、何か僕が事件にでも巻き込まれたと思ったらしく慌てた。