僕達は、持って来た花火セットで花火を楽しんだ。 火を着けるのに門田さんが緑の光線で着けてくれた。 門田さん親子は、はしゃいで緑の光線を二人で空に向かって何度も出した。 「そこの君たち!」 誰かの声で僕達は、はっとしてそちらを見た。 自転車に乗った警察官だった。 「マズイ!逃げよう!」 僕達は、警察官と反対方向の手口から逃げた。 門田さん親子は、自分達で走っていたがそのスピードの速さに驚いた。 足を長く伸ばして凄いスピードで走ったのだ。 「あ!早すぎましたでごわすか?」