明日目が覚めたら

「お話したいことがあります。」


国王と、ウルルと、アレクの前に、

神妙な顔のシルファーがやってきた。

「姫さまの成人の儀が終わり私の役割もここまでです。

 私の乳母としての役割を解いてください。」


「えっそんな、シルファー。」


「ウルル様私はあなたと一緒に過ごせて幸せでしたよ。」


「気が済んだのか?」


国王の言葉に、


「はい。もう思い残すことはありません。」


とシルファーは返事をした。


「なら、今度は私のそばにいてくれ。昔のお前がそうだったように。」

「王様。」

「どうかそうして欲しいユレイヒ。」

「はい。勇者様。」

二人のやり取りを見ながら、

知っているような顔のアレクに、

「どういうこと?」

と尋ねると

「後でゆっくり話してやるよ。」

そう言ってウルルの手を握ってその場から連れ出した。