吐きそうな顔をしながら心底嫌そうに藤馬さんは言う。
「無責任でいろよ、何でもかんでも責任持つな。その内、地球温暖化も僕が吐く二酸化炭素のせいだとか言い出すのかよ、てめえらはーっ」
「藤馬、貴様……っ」
「うじうじ“無罪の擦り付け合い”してえならそーすればー?けどよぅ、俺はどんどん“本当のこと言っちゃう”ぜぇ。
え、なに、言葉の暴力ぅ?知らねえよ、んなもん。言った言葉に責任なんか持ちませーん。ほら、俺ってば、無責任だから。てめえらと違ってくだんねえもん背負わねえんだよ」
れろりと、藤馬さんが手のひらを舐めた。五十鈴さんが噛んだ傷がある場所だ。


