「……」
「あなたからその笑顔でも足りないって言われたけど、こんな笑顔にしかなれないけど――それでも言えます、こうして、声をあげて!
僕は五十鈴さんがいてくれて嬉しいんです!五十鈴さんの隣が一番落ち着けるぐらいに……!
家も、学校も……自分の部屋でさえも、安心できなかった僕でもっ、五十鈴さんが近くにいてくれたなら安心できたんです!五十鈴さんは僕の家族(居場所)だからっ!」
「渉……」
「伯母さんがああなって、もう一人になりたいって……誰にも迷惑かけないようにして、誰とも関わらないでいこうと決めたのに、さっき、五十鈴さんが出迎えてくれて……“やっぱりいいな”って思えたんです」


