鈴屋のひとひら








 ある日、青年はふと手を止めました。



気が付けば、工房中が歌声で満たされています。



青年が足元を見ると、枯れ葉が折り重なり、小さな山をつくっていました。



青年は自分でも気付かないうちに、鼻歌をうたっていたのです。





青年はぼんやりと呟きました。





「ああ、秋なのだな」