恋愛野獣会

でも……。


俺の言葉を、カヤは信じなかった。


完全に俺はユカの仲間だと思い込んでいて、部屋から助け出したあとも距離を置いて歩いていた。


「もう、いい加減信用しろよ。兄妹だろ」


そう言っても、カヤは無言のままだった。