すると、後ろから 「あなた、さっき盗み聞き してたわよね?」 と話しかけられた。 ビクッと身体が震えた。 さっきぼっちさんのことを 話していた女の子の声だ。 「ご、ごめんなさいっ!!」 私はすぐさま後ろを振り向き、 謝った。 「別に気にしてないわよ」 本当に気にしてないかのように あっけらかんと言った。