しかし恋理はそれだけでは納得がいかなかったようで―ー滅茶苦茶嬉しそうな顔してるけど――更に問いかける。 「彼方……女の子相手に何したの?」 ……やべえ……彼方が桐さんに近づいていたショックは、彼方の手で簡単に溶けてしまい、今度は発言を問題視し始めちまった。 「まー、何てゆーか……」 「恋理ちゃん! 氷室くん!」