桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】



――彼方、恋理。
俺がすきになった人は、俺の大事な人も、大事にしてくれる人だったよ。
 


俺も、そうありたい。



「桐華、でいいです……」



「名前?」



「うん。理由とかは、これから話させてほしい。でも、それより先に桐華って呼んでもらいたい」



「桐華……ちゃん……」



「呼び捨てで」



「えっ」