桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】



「……え?」



「これからは、桐華ちゃんも一緒に、四人だよ」



「………っ」



「どうかな? 疎外感とか、感じちゃう心配ある?」
 


過ごしてきた年数が違ってしまうのはどうしようもないので、それは心配だった。



けれど桐華ちゃんは、ぶんぶん首を横に振った。



「嬉しい……っ、恋理ちゃんたちと一緒、いいなって思ってた」
 


上気した頬で、そう言った。