「俺と付き合って、俺のことを知ってください。俺も識輝さんや晃くんを意識してない桐華ちゃん、知りたいと思う」 「―――」 「最初から何も決まってなくていいじゃん。これから、一緒に何か見つけて、作っていけば。 ……俺は、今までの桐華ちゃんもすきだから。これから、もっとすきになる自信、あるよ」 「……私も、恋理ちゃんたちと、三人でいる氷室くん、すきなんだ。 ……これからも、幼馴染を大事にする氷室くんを、すきでいてもいい?」 「いいよ。勿論。ってか、これからは四人になるから」