桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】



「……どういう意味?」



「そういう風に見られる対象は、誰からでも嬉しい?」
 


ああ、そういう……んーと。



「……別に嬉しかねーな……。今の、桐さんが、って話で聞いてたから。桐さん以外にそう思われても何も思わない」
 


にこっと――笑った。
 


泣きそうな、でも笑顔だった。