「………」 俺は言ったけど、桐さんは耳を塞いだりはしなかった。 「……両腕握られてたらふさげもしないんだけど……」 桐さんが小さく言ったけど、俺は少し頭に血が上っているのか、正確に聞き取れなかった。 なので勝手に続ける。 「例えば明日地球が滅びるって言われたら、」 「え? いきなり何の話?」 ふいっと桐さんがこちらを見た。 瞳が薄ら紅くなっていた……。 「俺の桐さんへの気持ち?」