桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】



「………」
 


逃げられた?



「………」
 


――いや。



「捕まえる」
 


それはないだろう。王子様――いや、お姫様。


そうだよ。俺にはそれでいいんだ。


桐さんはそれでいいんだ。
 


俺はその背を追って駆け出した。