『おー、おめでと』 『茶化すなばかあ!』 『恋理』 諌めるような彼方の声に、恋理は振り上げていた手を下ろした。 下ろしたのはいいけど、……何でその手が六法全書を持っているんだ? 部屋には置いてあったけど……まさか武器にするために持ってきたのか? 俺、最初っから攻撃対象だった? そう訊くと、彼方が苦笑した。