『恋理から。十六年分のバレンタインだってさ。明日、十四日だから』 『………』 『俺の部屋に逃げ込んだ。俺、まだ飯食ってねーから夕飯食べてる』 『……ありがと』 『おー』 あーあ。嬉しそうな顔しちゃって。 不格好な箱を大事そうに抱えた背中を見送る。