肩を小突くと、覚醒した。 何度も瞬きをする。 『あれ? さっき恋理いなかった?』 『いるよ。俺の部屋に立てこもってる』 『……なんで?』 そ りゃ、そう訊くしかねーよな。 今までになく彼方が困っている。 『それ』 と、彼方が抱えている袋を半分被った箱を指す。