なんかこう……頭か肩あたりでもポンとしたいなー。 「……じゃあ氷室くん!」 「おっ」 がばりと桐さんが顔をあげたので、ちょっとビビッてしまった。 「四人にしよう! 氷室くんも一緒だ! それならなんとかやれそうだ! 氷室くんが癒してくれれば彼方さんも気にならないと思う!」 「……あ、はい」 ……何を期待されているのかわからなかったけど、勢いが凄過ぎて思わず肯いてしまった。