………逃げた。 「ごめん……」 「謝らなくていいよ」 「……恋理、逃げたんだ。俺にはそれを責められなくて……彼方も、あいつも同じで。 ……だから、夏香ちゃんたちの手紙に気づいても、俺たちがしたことは恋理から隠す、だった……」 「……怒らなかったの? バスケ辞めた恋理ちゃんを」