桐華ー天然ボケ男が学園の王子様(女子)に恋しちゃったら【完】



そこにいられるのは恋理ちゃんだけということか。



「……すきだよ。そういうの」
 


恋理ちゃんが戻ることを望んでるか、なんてわからないけど。
 


そういう無理強いはすきだ。
 


手紙を差出人の一人に返した。



「がんばって」
 


手に戻ったそれを見て、小さく肯いてくれた。