私の手は彼方さんに見られなかっただろうか。 私の言動は不審に思われないだろうか。 封筒の存在を知られたくなくて、気持ちばかり焦って、それは身体にも影響を与える。 「あたしら、朝はこんくらいだよ。色々やることあるから」 恋理ちゃんはそつなく答える。 そ、そんな風に答えるにはどうすればいいんだっけ? 本気で混乱。