「桐さん、どう?」 「話は最後まで聞け! そういうことも堂々と人前で訊くんじゃないわよ! もう誰も目を合わせずに聞き耳立てられてるだけってあたしたちまで恥ずかしいわ! 彼方連れて先に帰っちゃうわよ!」 「そしたら桐さんと二人なのでひゃっはーです」 「えっ⁉」 正直、ひゃっはーなのでそう言ったら桐さんがマジ驚きした。 そして数秒固まる。