「彼方が怖いのは昔っからだから。報復受けた俺らの友達は彼方のこと裏王(うらおう)って呼ぶ」 「裏王!? 彼方さんどんなレベルにいんですかあなたは!」 桐さんびっくり顔。 ……頭撫でたい。 「へ? え、どうしたの、氷室くん」 「うん」 なでなで。 「……彼方の裏王が通じないのがひむなのよね……」 「あそこまで天然突っ走られると俺も対処法わかんねー」