それは、あのときから決めているから。 「え……そうなの?」 「うん。ほら、帰ったら恋理や彼方や、親父たちの飯も作らなきゃいけないし。 洗濯物あるし掃除機もかけなきゃいけないし。休みの日は窓拭きもしたいし庭掃除もしたいし」 「氷室くん主夫レベル高ぇ」 「まあ、今までそんな感じだったから、その感覚を崩す気はないんだ」