「彼方は?」 「恋理と見てる。な」 「そうね。桐と楽しんできてよ」 「わかった。ありがと」 そこはハーフコート分しか面積はないけれど、簡易なゴールもあって、隠れ練習場みたいな感じだった。 ベンチも設置されていたので、荷物を受けてくれた彼方たちはそこに座った。 桐さんの提案でワンオンワンをすることに。