「どっかあるの? バスケ出来るとこ」 「どこもなんも。昨日の公園」 桐さんはしたり顔で笑った。 「――では、師匠」 「はい」 「楽しいバスケがしたいです」 「なら一緒に楽しもう」 ほら、と元気のいい桐さんに連れられて、昨日と同じ公園に入る。 「昨日もここでやってたの?」