sweet memory 2



「どうした?帰りたいのか?」


「じゃなくてぇ 帰らないならちゃんとお義母さんに言わないと」


「もう連絡済み
そんなことより ここにこいよ」


自分の横へ座れと合図する


素直に応じるあたし


雅紀くんはあたしの肩を抱き


「あっと言う間の一年だったな~」


なんて幸せを噛み締めるように言う


「だね よく口喧嘩もしたけど お互い言いたいこと 隠さずバンバン言い合えるし いい関係だよね」